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……最後に。
手塚君。
君を愛しています、今も、これからもずっと。
その姿や表情はもう思い出すことしかできないけれど、君の声は容易に僕の耳に蘇ってきます。
僕を愛してくれて、ありがとう。
もっと君を愛したかった。
君が不安に思わないほどに。
それだけが、僕の後悔かもしれません。
不二君。
君が研究所からここに一緒に来てくれたことの真意は気にしません。
君がいてくれたから時に暴走しそうだった僕は踏みとどまれたのだと思います。
君は非情な言葉をさらりと言うけれど、そういうときの君の辛さ、僕は分かっていたつもりです。
そんな君が僕は好きでしたよ。
国光。
真実を知りたいと言ってきた君の瞳を見て、僕は話すべきだと思いました。
君は手塚君の代わりでもないし、僕が君に失望したことなんて一度もありません。
愛してます。
この腕で君を抱きたかった。
僕を憎むのも忘れるのも君しだいです。
どうか、自分の人生を大事にしてください。
乾君。
とんだことに巻き込まれたと、そう思っているとしたらごめんなさい。
でも君はそんなふうには感じていないと思っています。
どうか国光のことをよろしくお願いします。
僕ももっと君のことを知りたいと思っていました。
ごめんなさい、もう君を抱きしめることはできないかもしれませんね。
大学の勉強、がんばってください。
僕は言い訳をするつもりはありません。
もちろん僕が過去にしたことも君たちの前から逃げることも責められて然るべきことでしょう。
だけど残念なことに、僕はそれらのことに後悔はしていないのです。
一番恐ろしいのは同じ間違いを繰り返すこと。
それだけは避けたいと思っているのです。
感謝しています、君たちに。
最後まで読んでくれて、ありがとう。
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